スペシャルライター
【美神愛海 連載企画 第1弾】『感じる歌舞伎町』~歌舞伎町とはどんな街?~
皆さん初めまして。
CHARISMAの愛海と申します。

突然ですが、日本一の繁華街、歌舞伎町について語って欲しいと依頼を受けましたので、僕の独断と偏見によるインプレッションを4週に渡って皆さんにお届けしたいと思います。
歌舞伎町といえば、平均駅乗降者数世界一を誇る新宿にあるのは周知の事実。
その昔、江戸を風水都市にデザインするため、山手線を円とした太極拳内の皇居との対極に位置するのが新宿です。
江戸の邪気を払うためにそうしたのでしょう。
そんな事もあってか一昔前までは、新宿の住民というと、少し色眼鏡で見られる風潮があった様に思います。
しかし今の時代で言えばそれはナンセンスで、とてもクリーンで安全な街と言えるでしょう。
安心してお酒を呑める街になったと思います。こんな感じに。笑

ではこれから、僕がこの眼で見てきたそこまでのプロセスをここに語りたいと思います。
僕が初めて歌舞伎町に来たのは約12年前。
その頃の歌舞伎町といえば御世辞にも綺麗で安全とは言えない街でした。
世間のイメージも悪く、危ない街そのものだったと記憶しています。
道端では堂々と薬物が売られ(当時は法整備自体甘い)、たかが数十メートルのセントラルロードには約2、300人の黒服が立ち、カラオケや居酒屋などの一般企業ですら、いわゆる反社会的勢力がバックボーンについていなければ生き残れない街でした。
当時のこの街の縄張り意識はとても強く、地面のタイルごとに細かく縄張りが決められていました。
ホストがその中に一歩足を踏み入れて女性に声をかけようものなら、居酒屋の店員にですら傘で殴られる時代でした。
僕がこの街に来た初日の研修は、まず足を踏み入れてはいけないエリアを覚えることだったのです。
当時のイメージ通りのこの街は、隆盛を極めた者が輝いて見えるものの、その裏では搾取され続ける者、そこに群れて貪る魑魅魍魎。
ドラマや漫画で見る通り、いやむしろそれ以上の、まさに弱肉強食の世界でした。
しかし、「強さ」にも様々な意味合いがある通り、腕っぷしが強いのか、はたまた頭脳が強いのか、信念が強いのか。。。
とにもかくにも、学もなく、夢も希望もない当時の僕には、複雑に見えて明快なこの街のルールが、とても魅力的だったのでしょう。
そしてこの僕も、その「強さ」の魔力に魅せられたのかもしれません。
当時のこの街のいわゆる「暴力」も凄まじいものがありました。
黒人が拳銃やナイフを持って道を歩き、性犯罪も身近にあった事を覚えています。

いわゆるオヤジ狩りやホスト狩りが流行し、当時セントラルにあった某外資ファストフード店では殺傷事件なども起きていました。
だからこそ道を歩くいわゆる「人種」は、ホストやキャバ嬢、風俗嬢やスカウトマンなど、アウトローばかりで、学生や堅気のビジネスマンなどは歩いていませんでした。
今とは風営法が異なりましたので、どこも夜から朝、昼まで営業する。
太陽が昇れば眠る街。
そんな危ない街は、人の欲望が絡み合い渦巻いて構成されていました。
金銭欲、物欲、性欲、いやもっとそれ以上の、なにか。
人間は誰しもが何かを信仰し、すがって生きていくもの。世界では進行する宗教があるのが普通ですが、この国は無宗教が多い国。
だからこそ自分の心に空いた穴や寂しさ侘しさを埋めてくれるナニカを求めて、この街に来るのかも知れません。
闇の中、火の灯りに吸い寄せられる蛾の様に。そしてその灯りのせいで身が燃えてしまうことを知らない蝶のように。
次回は、僕が見てきたこの街の色恋を語ろうかと思います。お楽しみに。
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